テクニスシンフォニー
テクニスシンフォニートーリック
多焦点眼内レンズ:TECNISSymfony (テクニスシンフォニー)は、テクニスマルチフォーカルの3種類とは異なったコンセプトのレンズです。テクニスシンフォニーは乱視矯正に対応しております。
特徴としては、回折型のレンズですが、従来では2峰性(遠方・近方)でしたが、単焦点眼内レンズと同じ単峰性でピントの合う範囲を広げるように作られたレンズです。そのため、単焦点眼内レンズのようにはっきりとした視界・コントラスト感度を追求できると言われております。
テクニスシンフォニーの特徴
テクニスマルチフォーカルのように33cm、42cm、50cmのような加入度数はないので、日常生活に合わせて近くの文字などをはっきり見るのには適していないかもしれませんが、視界がはっきりしている事と暗い所で光がまぶしくなるグレアハローが少ないと言われております。
近くを見るときは多少眼鏡をかけても、普段の生活で見え方を追及したいという方に合っている眼内レンズと言えます。今後は、選択したいと言う患者さんが増えてくると思います。
焦点深度拡張・広い明視域
付加度数1.5Dまでの間で少数視力1.0以上の持続的な視力を提供できます。
コントラストの高い高品質な見え方
日常生活を楽しんだり、仕事に取り組む上で、コントラスト感度は大切なものです。テクニスシンフォニーは高い鮮明な見え方を重視して設計されております。
※高いコントラスト感度を維持しながら、遠方・中間・近方にわたって良好な見え方を提供します。
角膜の色収差を補正
テクニスシンフォニーは独自のアクロマティックテクノロジーで色収差を補正することができ、異なる色の波長の焦点位置を近づけコントラスト感度が改善します。
乱視眼への対応
テクニスシンフォニーは、乱視眼の対応しております。
※乱視に関しては、手術前の検査で乱視矯正が可能か事前にシミュレーションします。
乱視が1.5Dあっても少数視力1.0の遠方視力を維持
精度の高い乱視矯正をサポートします
角膜後面乱視の影響を考慮した、高精度な術後残余乱視計算オプションが付加されております。
- 直感的に操作できるシンプルな設計
- 平均的な眼の一定比率計算ではなく、患者さん一人ひとりの眼にあわせた高精度な計算が可能
- 複数の推奨モデルが参照でき、乱視軸や年齢などの患者ファクターを考慮し、最適なIOLモデルの選択と術後残余乱視度数の予測をサポート
- PCA(Posterior Corneal Astigmatism:角膜後面乱視)オプション付加による更に精度の高いレンズモデル選択
レンズの回旋抑制の高いレンズデザイン
- 術直後の安定性:支持部と光学部の3点固定によりレンズを後嚢に密着させ、回旋による軸ずれを抑制します
- 長期的な安定性:360度切れ目のないシャープエッジデザインがもたらす後嚢との高い密着性により、水晶体上皮細胞(LEC)の遊走を抑制するとともに、レンズの安定性を高めます
合併症の発生率(低頻度)
あらゆる照度条件下での高品質な視機能
夜間光視症の割合(術後6ヶ月)
長期にわたる透明性・安定性
テクニスシンフォニーは、独自開発されたグリスニングが発生しにくい疎水性アクリル素材を採用しており、長期にわたって透明性と安全性がある眼内レンズです。
※グリスニングが発生すると視機能低下の原因となる場合があります。
術後の患者さん満足度
テクニスシンフォニーの手術費用
テクニスシンフォニーは多焦点眼内レンズとなります。患者さんの目の状態により適応が違いますので、