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クラレオンビビティ(Clareon® Vivity®)

クラレオンビビティ(Clareon® Vivity®)とは

自然な見え方と視覚の質を重視したEDOF眼内レンズ

クラレオンビビティ(Clareon® Vivity®)

Clareon® Vivity®(クラレオン ビビティ)は、白内障手術の際に挿入する眼内レンズの一種で、遠方から中間距離までの見え方を自然に改善することを目的として開発された焦点深度拡張型(EDOF:Extended Depth of Focus)眼内レンズです。

従来の単焦点眼内レンズは一つの距離にしか焦点を合わせることができませんでしたが、Clareon® Vivity®は焦点の合う範囲を広げる設計により、日常生活における複数の距離で見やすさの向上が期待できます。

特に、見え方の自然さやコントラストの質を重視しながら、夜間の光のにじみ(ハロー)やまぶしさ(グレア)を抑えることを目的として設計されている点が大きな特徴です。

白内障手術後の視機能を重視する方や、できるだけ裸眼で快適に生活したいと考えている方にとって、選択肢の一つとなる眼内レンズです。

Clareon® Vivity®の最大の特徴|波面制御技術による自然な視界

Clareon® Vivity®は、「波面制御(Wavefront shaping)」という特殊な光学設計を採用しています。

従来の多焦点眼内レンズは光を複数の焦点に分ける構造を持っていますが、Clareon® Vivity®では光を分割するのではなく、焦点の範囲を連続的に広げる設計となっています。

そのため、以下のような特徴があります。

  • 視界が滑らかで自然
  • コントラストが保たれやすい
  • 見え方の違和感が少ない
  • 光のにじみが比較的少ない

この設計により、日常生活において快適な視機能の維持が期待できます。

見え方の特徴|遠方から中間距離まで快適な視認性

Clareon® Vivity®は特に以下の距離で良好な視認性が期待できます

遠方視力(5m以上)

遠方の見え方は単焦点眼内レンズに近い水準で、屋外活動や運転などの場面で見やすさが期待できます。

中間距離(約60cm〜100cm)

パソコン作業や料理、会話など、日常生活で頻繁に使用する距離で見やすさが向上します。
現代の生活では中間距離の使用頻度が高いため、この距離が見やすいことは大きな利点です。

近距離(約30cm〜40cm)

近距離も一定の見え方は期待できますが、細かい文字を読む場合には眼鏡が必要になることがあります。
完全に近距離の裸眼視力を重視する場合は、他のタイプのレンズが適している場合もあります。

Clareon® Vivity®は、遠方および中間距離での良好な見え方に加え、日常生活に対応しやすい実用的な近距離視力の確保が期待できることが報告されています。

単焦点レンズに匹敵する

優れた遠方視力

単焦点レンズに匹敵する優れた遠方視力

単焦点レンズと比較し

中間視力が向上

単焦点レンズと比較し中間視力が向上

日常生活に必要な

実用的近方視

日常生活に必要な実用的近方視

遠方から近方まで、日常生活に対応しやすい幅広い距離での視認性が期待できる設計となっています。

遠方から近方まで、日常生活に対応しやすい幅広い距離での視認性が期待できる設計となっています。

遠方視力については、見え方の質と安定性に配慮されており、さまざまな視環境において良好な遠方視力の維持が期待されます。

遠方視力については、見え方の質と安定性に配慮されており、さまざまな視環境において良好な遠方視力の維持が期待されます。

Clareon® Vivity®は、明るい環境から暗い環境まで異なる光条件下においても、単焦点眼内レンズに近い遠方視力に加え、中間距離の見やすさと日常生活で役立つ近距離視力の確保が期待できるよう設計されています。

術後6か月の評価では、多くの患者様が裸眼での見え方について「良好」または「非常に良好」と回答しており、眼内レンズ満足度評価(IOLSAT質問票)においても高い満足度が報告されています。

Clareon® Vivity®は、明るい環境から暗い環境まで異なる光条件下においても、単焦点眼内レンズに近い遠方視力に加え、中間距離の見やすさと日常生活で役立つ近距離視力の確保が期待できるよう設計されています。 Clareon® Vivity®るい環境から暗い環境まで異なる光条件下においても、単焦点眼内レンズに近い遠方視力に加え、中間距離の見やすさと日常生活で役立つ近距離視力の確保が期待できるよう設計されています。

ハロー・グレアが少ない設計

多焦点眼内レンズでは、夜間の光のにじみやまぶしさが問題となることがあります。
Clareon® Vivity®は光を分割しない設計のため、これらの光学的な副作用が比較的少ないとされています。
特に以下の方に適しています。

  • 夜間運転をする方
  • 見え方の質を重視する方
  • 光のにじみを避けたい方

見え方の自然さを重視したい方にとって、重要な特徴の一つです。

Clareon® Vivity®は、光のにじみやまぶしさといった異常光視症について、単焦点眼内レンズに近い水準まで軽減されることが報告されています。

Clareon® Vivity®は、光のにじみやまぶしさといった異常光視症について、単焦点眼内レンズに近い水準まで軽減されることが報告されています。

単焦点レンズと同程度までグレアハローを軽減
Clareon® Vivity®をインプラントされたうち、術後の異常光視症に全く悩まされていない患者様が大半でした

Clareon® Vivity®におけるグレアやハローといった光学的な現象は、従来の多焦点眼内レンズと比較して少なく、単焦点レンズと同程度のレベルに抑えられることが示されています。

Clareon® Vivity®におけるグレアやハローといった光学的な現象は、従来の多焦点眼内レンズと比較して少なく、単焦点レンズと同程度のレベルに抑えられることが示されています。

Clareon® Vivity®を挿入された多くの患者様において、手術後の光のにじみやまぶしさなどの視覚的な違和感は、日常生活の中でほとんど気にならないと報告されています。

Clareon® Vivity®を挿入された多くの患者様において、手術後の光のにじみやまぶしさなどの視覚的な違和感は、日常生活の中でほとんど気にならないと報告されています。

臨床評価において、Clareon® Vivity®は複数の視覚的な不具合について、単焦点眼内レンズに近いレベルまで抑制されていることが確認されています。

臨床評価において、Clareon® Vivity®は複数の視覚的な不具合について、単焦点眼内レンズに近いレベルまで抑制されていることが確認されています。

Clareon® Vivity®は他の焦点深度拡張型(EDOF)眼内レンズと比較して、グレアやハローの発生を抑える設計が採用されており、見え方の質の向上が期待されています。

Clareon® Vivity®は他の焦点深度拡張型(EDOF)眼内レンズと比較して、グレアやハローの発生を抑える設計が採用されており、見え方の質の向上が期待されています。

夜間における見え方への影響についても配慮された設計となっており、暗い環境下での視認性にも配慮されています。

夜間における見え方への影響についても配慮された設計となっており、暗い環境下での視認性にも配慮されています。

また、Clareon® Vivity®はEDOF眼内レンズに関するANSI(米国規格協会)の基準を満たす光学性能を有しており、視覚の質と安全性の両立を目指した設計となっています。

また、Clareon® Vivity®はEDOF眼内レンズに関するANSI(米国規格協会)の基準を満たす光学性能を有しており、視覚の質と安全性の両立を目指した設計となっています。

Clareon素材による高い透明性と長期安定性

Clareon® Vivity®には、Alcon社のClareon素材が使用されています。
この素材には以下の特徴があります。

  • 透明性が高い
  • 長期間安定しやすい
  • グリスニング(レンズ内部の微細な混濁)が起こりにくい

これにより、長期的に安定した視機能の維持が期待されます。

Clareon® Vivity®が向いている方

以下のような方に適しています。

  • 遠くをよく見る方
  • パソコン作業が多い方
  • 見え方の自然さを重視する方
  • 夜間運転をする方
  • 眼鏡の使用頻度を減らしたい方
  • 光のにじみをできるだけ避けたい方

日常生活の多くの場面で裸眼視力の向上が期待できます。

Clareon® Vivity®が適さない可能性がある方

以下の場合は他のレンズが適する場合があります。

  • 近距離を裸眼でしっかり見たい方
  • 読書を長時間行う方
  • 完全に眼鏡を使用しない生活を希望する方

眼内レンズの選択は、生活スタイルや視覚の優先順位によって異なります。

白内障手術後の生活への影響

Clareon® Vivity®は、日常生活の多くの場面で裸眼視力の向上が期待できます。
例えば以下のような場面です。

  • テレビを見る
  • 外出する
  • 料理をする
  • パソコン作業
  • 買い物

視覚の質の向上は生活の質(QOL)の改善につながります。

Clareon® Vivity®は選定療養の対象となる眼内レンズです

白内障手術自体は健康保険が適用されますが、このレンズを選択する場合は追加費用が必要となります。
費用や適応については、医師との相談が重要です。

Clareon® Vivity® の仕様

モデル名・パワー範囲(D) CNAET0 +10.0 ~ +25.0 D (0.5 D 刻み)
光学部 波面制御型(X-WAVE™ テクノロジー) 非球面バイコンベックス
材質 紫外線・青色光吸収剤含有アクリル樹脂(含水率1.5%)1,18
光学部径 6.0 mm
全長 13.0 mm
非球面設計 -0.20 μm (前面)
支持部形状 STABLEFORCE®
支持部の角度
Photoprotection 紫外線・青色光吸収
屈折率 1.55(35°C)
A定数
SRK/T Holladay I Holladay II Hoffer-Q Barrett
光学式
119.2 1.90 5.67 5.67 1.99
超音波式
118.8 1.68 5.43 5.43 1.78

Clareon® Vivity®に関するよくある質問

手術後は本当に眼鏡が不要になりますか?

Clareon® Vivity®は、遠方から中間距離まで幅広い距離で見やすさが得られるよう設計された焦点深度拡張型(EDOF)眼内レンズです。そのため、運転、テレビ視聴、歩行、パソコン作業など、日常生活の多くの場面において裸眼で対応できる可能性があります。

一方で、新聞やスマートフォンの小さな文字を読む場合や、細かい手元作業を長時間行う場合には、補助的に眼鏡が必要になることがあります。術後の見え方には個人差があり、眼の状態や生活スタイルによって眼鏡の必要性は異なります。

見え方は自然ですか?

Clareon® Vivity®は、従来の多焦点眼内レンズのように光を複数の焦点に分割するのではなく、焦点の合う範囲を拡張する独自の非回折型光学設計を採用しています。

この設計により、視界の連続性が高く、距離の異なる対象物へ視線を移動した際にも違和感が少ない、自然な見え方が得られるよう配慮されています。単焦点眼内レンズに近い見え方の質を維持しながら、中間距離の視認性向上が期待されます。

夜間の見え方への影響はありますか?

Clareon® Vivity®は、光のにじみやまぶしさ(ハロー・グレア)を抑えることに配慮した非回折型設計を採用しています。そのため、夜間の運転や暗い場所での見え方においても、視覚の質が維持されることが期待されています。

ただし、術後の早期には見え方に慣れるまで違和感を感じる場合があります。また、夜間の見え方には個人差があるため、術前の検査や医師の説明を受けたうえでレンズ選択を行うことが重要です。

Clareon® Vivity®はどのような方でも選択できますか?

Clareon® Vivity®は多くの方に適応可能な眼内レンズですが、すべての方に適しているわけではありません。
例えば、

  • 角膜の状態に異常がある場合
  • 網膜疾患や緑内障などの眼疾患がある場合
  • 強い乱視がある場合

などでは、他の眼内レンズが適している場合があります。

適応の可否は、術前の詳細な検査結果や眼の状態、生活スタイルなどを総合的に評価したうえで、医師が判断します。

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この記事の執筆者

交野院 院長 大浦 淳史 おおうら あつし

略歴

  • 京都大学薬学部卒
  • 大阪大学医学部卒
  • 大阪厚生年金病院
  • 国立大阪南医療センター
  • 星ケ丘厚生年金病院眼科部長
  • たおもと大浦アイクリニック交野院 院長

資格

  • 医師免許
  • 日本眼科学会認定 眼科専門医
  • 難病指定医
  • 身体障害者福祉法第15条指定医師

詳しくはこちら

香里院 院長 垰本 慎 たおもと まこと

略歴

  • 関西医科大学医学部卒
  • 関西医科大学附属病院
  • 小倉記念病院
  • 米国ジョンズ・ホプキンス大学
  • 天理よろづ相談所病院
  • 関西医科大学附属枚方病院
  • 関西医科大学香里病院眼科部長・病院教授
  • たおもと大浦アイクリニック香里院 院長

資格

  • 医師免許
  • 日本眼科学会認定 眼科専門医
  • 難病指定医
  • 身体障害者福祉法第15条指定医師

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